息子が本格的に学校へ行けなくなったのは、小学6年生の秋のことです。
1年生のときに少しだけ休んだことはありましたが、2年生から5年生の間はトラブルを抱えながらもなんとか通い続けていました。そんな息子の「不登校の原因のひとつ」として、今でも頭に浮かぶ出来事があります。小学2年生のときのことです。
その日、息子は泣きながら帰ってきた
当時の私はパート社員で、9時から15時まで働いていました。
いつものように仕事を終えて帰宅し、「そろそろ子どもたちも帰ってくるころかな」と思っていたところ——姉弟が緊迫した様子でガチャガチャと鍵を開けて飛び込んできました。
息子が泣いています。
よく見ると、首まわりと顔に泥がついていました。そして足のすね(向こう脛)が赤く腫れ上がっています。
「どうしたの?!」
息を切らした娘が、説明してくれました。
帰り道で何が起きたのか
学校からの帰り道、同級生のCくんが途中にある川へ寄り道しようと下りていったそうです。息子と娘、そしてもう一人の友達Dちゃんは「帰る」と伝えて先に歩き始めました。
するとCくんが「足が遅いからすぐ追いつく〜!」と言いながら追いかけてきて——いきなり息子のランドセルをつかんで揺さぶり、自分の水筒を振り回して息子のすねに当ててきたのです。
それだけではありませんでした。
「頭に当ててやる!」
そう宣言して、水筒を上から振り下ろしてきたというのです。息子も自分の水筒でガードしたものの、暴行は止まりません。見かねた娘が「逃げるよ!」と弟の手を引き、走って帰ってきました。
それでもCくんはしつこく追いかけ続け、石や砂を息子に投げつけてきたといいます。
砂だらけの首 腫れたすね 悔し泣きする息子
娘が一緒にいてくれて、本当によかったと思いました。もし一人だったら、もっとひどいケガをしていたかもしれない。「頭に当ててやる」と言っているのですから。
さすがに黙っていられず、私は連絡帳の保護者通信欄に詳細を書いて学校へ持たせました。
その後、Cくん・息子・娘・Dちゃんの4人が相談室に呼ばれて事情を聴かれたそうです。
学校の対応と、残ったモヤモヤ
結局、Cくんが怒った理由は「川に一緒に来なかったから」ということのようでした。
ただ、そもそも学校の帰り道に川へ寄ることは禁止されていたはずです。子どもたちは「帰るよ」と声もかけていました。それでも自分の寄り道に付いてこなかったからといって、水筒で頭を狙うのは明らかに間違っています。
先生からは厳重注意が入ったようですが——なんとも後味の悪い出来事でした。
そしてこれが、Cくんからの嫌がらせの始まりだったと、今になって思います。
